フクロモモンガは小柄で目がクリクリしててとてもかわいい生き物です。
その見た目にやられてフクロモモンガ飼育を始めるひとも多くいると思います。
しかし、いざ飼育を始めると気になる問題。
それが’’におい’’です。
小動物の中でもにおいの問題は多く発生しています。フクロモモンガの個体ごとでにおいには差がありますが、無意味ににおいを出しているわけではありません。
フクロモモンガが臭いを出すのはなぜ?
フクロモモンガはにおいを出すことによってコミュニケーションを取る生き物とされています。
このにおいの原因は、排泄物はもちろんですが彼らは額や胸にある臭腺がかなり発達しており、そこから強いにおいを発しています。特にこの臭腺はオスが発達しており、においが強いです。
このにおいは、縄張りを作ったり、他者とのコミュニケーションの際に必要なものなのです。
フクロモモンガにとってにおいとはとても大切なものであり、においが突然無くなるとかなりのストレスを感じると言われるほどです。
どんなにおいがするのか?
どんなにおいがするのか?これはオスとメスが大きく違ってきます。
オスが臭腺が発達しているためにおいは強烈です。
オスは色々な言われ方がありますが、酸のようなツーンとするような独特なにおいを発しています。
人によってはこのにおいが癖になるという人もいるみたいですが、その反面このにおいを嗅ぐと気分が悪くなったり頭痛がするという方もいるみたいです。
メスは、オスよりもにおいが比較的少なく、においは甘いにおい、ミルクが乾燥したようなにおいがします。
これだけ聞くとメスをお迎えする方が良いと思われがちですが、メスはオスよりも警戒心が強いため飼い主に懐きにくいのが難点となります。
オスはすぐに飼い主に懐くことが多いのでより一層コミュニケーションを取ることができます。
オスの良さとメスの良さ、どちらも一長一短なのでお迎えをする際は優先順位を決めてお迎えするのが良いと思います。
におい対策はできるのか?
におい対策は完璧ではありませんが、抑えることは可能です。
(においをゼロにするとストレスをかけることになってしまうので注意が必要です。)
対策方法は大きくまとめると4つです。
- ケージの掃除
- 換気方法を考える
- 食べ物のバランスを考える
- 飲み水に酵素を入れて体内から消臭
ケージ内の掃除
ケージ掃除をサボってしまうと、どんどんにおいは強くなっていきます。
ケージの掃除は毎日することをオススメします。ケージ内をザッとでいいのでウェットシートなどで拭きましょう。それだけでもにおいの強さは結構変わります。
排泄物によって床材やペットシーツが汚れてしまうので、頻繁に交換をしましょう。
フクロモモンガが遊んでいる道具などは特にこまめに洗うようにしましょう。
私のおすすめの洗い方は水洗いからの天日干しです。
大体のにおいは取れます!
こまめな掃除はにおい軽減にもなり、フクロモモンガのストレスも軽減してくれます。
ただ1つ注意点があり、掃除をする際は、全てを一気に掃除してはいけません。自分のにおいがするものが一つも無くなるとフクロモモンガは過度なストレスを感じます。
ケージ内すべてを掃除するのであれば2日、3日に分けて掃除をするのがベストです!
空気清浄機を使用するとめっきりにおいが無くなるので、お金がかかってでもにおいを減らしたいという方は空気清浄機を購入しましょう。
換気方法を考える
この方法が一番簡単だと思います。
しかしこれはにおいが部屋に充満するのを防ぐのみなのでにおいの元凶の対策にはなっていません。
しかし、部屋の換気を行うだけでも全然違うのでやってみてください。
窓を開けるなどをする際はフクロモモンガが脱出しないように気をつけてください!
食べ物のバランスを考える
フクロモモンガは動物性のタンパク質を摂取しないといけない生き物です。
例えば、コオロギやミルワームといった生き物を食べないといけません。
しかし、動物性たんぱく質を摂取し過ぎると、排泄物がかなりにおいがするようになるので、適度に与えるようにしましょう。
動物性たんぱく質を一切与えないという行為は絶対NGなので気をつけてください!
飲み水に酵素を入れて体内から消臭
小動物用に様々な有用菌や酵素などが含まれたドリンクウォーターなどが販売されています。
個人的にお気に入りなのが「ジクラ (Zicra) アギト 小動物 消臭パウダー」です。
いつものご飯の中にふりかけるだけで排泄物のにおいが軽減するはずです。
とにかく試してみることをオススメします。
フクロモモンガ においまとめ
これまでフクロモモンガのにおいについて紹介していきました。
フクロモモンガは確かににおいが強い生き物ですが、それを込みでも可愛さが勝ってしまうほどの魅力がある生き物です。
しかし、においがどうしても・・・という方はいらっしゃると思います。
根本的に臭腺を除去するオペなどもありますが身体を傷つけることになるので私はあまりオススメできません・・・。
身体を傷つけずにおいを減らす努力をしてみましょう!
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