今回の記事では、フクロモモンガの健康管理をする際に大切なチェックポイントについて紹介していきます。
フクロモモンガを迎えた方は迎えたからにはやはり、長生きをして欲しいものですよね。
自然界では、5~7年ですが飼育下では12年ほど生きると言われています。
フクロモモンガはこのように飼育者の健康管理によって大きく寿命を延ばす生き物です。
注意点としては、健康管理を徹底したからといって必ずしも病気にかからない身体になるわけではありません。
今回の記事では、フクロモモンガの健康維持にはかかせない大事なチェックポイントを紹介していきます。
【基礎編】健康で暮らすための大事なポイント
まず初めにフクロモモンガ飼育をするのであれば必ずしないといけないチェック項目を紹介します。
フクロモモンガの特性を知る
フクロモモンガがどういった生き物なのかを把握することをまず初めにしましょう。
どういったものを食べるのか、活動的な時間はいつなのか、ケージを置く場所はどこが適しているのかなどを知っておくことが長生きさせるには大切な事です。
モモンガの飼育にはこれ!といった完全正解の答えはない
フクロモモンガにもそれぞれ個性があり、その子その子によって食事の好き嫌いや、人との接し方が大きく変化します。
その子がどんな習性や好みがあるのかをよく観察をし、その子に合わせた育て方をすることが大切になってきます。
コミュニケーションは必須
フクロモモンガをお迎えするにあたり、コミュニケーションを取ることは必須と言えるでしょう。
フクロモモンガは群れで動く社会性のある生き物です。1匹で人とのコミュニケーションも取れないとなると大きくストレスを抱え込んでしまいます。
日々のコミュニケーションを忘れず、フクロモモンガとの信頼関係を築いてください。
運動を十分にさせよう
フクロモモンガを飼っている状況ではケージの中にいることが多く、いやでも運動不足になってしまいます。
運動不足が続くと肥満の原因となるので、広いケージに遊び道具を沢山設けましょう。
そして、毎日最低でも30分は一緒に遊んであげるようにしましょう!
フクロモモンガの最適体重をキープさせる
フクロモモンガはご飯やおやつを美味しそうに食べるためついついたくさんの食べ物を与えてしまいがちです。
しかい、それが肥満の原因となるので注意が必要です。
モモンガの最適体重はこちらの記事に載せています。
【詳細編】フクロモモンガの健康管理で大事なチェックポイント
ここからはさらに詳しく説明していきます。
食事編
- 食欲が通常通りあるか?
- 食べ残しの量が増えてないか?
- 水を飲む量がかなり増えてないかor減ってないか?-糖尿病、尿崩症、慢性腎不全など
- 餌の食べ方はいつも通りか?
普段の生活
- グルーミング(毛づくろい)を1部分に執拗に行っていないか-自校症など
- 歩き方、動き方は普通か?足を引きずったりしていないか?
- 元気か?いつもと違う様子はないか?
- 呼吸は安定しているか?くしゃみ、過度な鼻水などないか?
- 排泄はスムーズに行っているか?-便秘
排泄物
- 便は普通か?下痢軟便はないか?
- 便の大きさは普通か?小さかったり、大きすぎたりしないか?
- 便の色は大丈夫か?
- 尿量、尿の色は正常か?
- 総排泄孔から出血、分泌物はないか?ペニスが出たままになってないか?-ペニス脱
体型
- 体重が急激に増えてないかor落ちてないか?
- 成長期に体重が増えないという事はないか?
- 身体を触った際に骨を触っている感覚があるか?-栄養失調
健康管理の大事なチェックポイント SOSを感じ取る
フクロモモンガの体調不良は飼い主が見つけないと手遅れになることがあります。
病気がはっきりとわかるときにはすでに病気がかなり進行している状態かもしれません。
できるだけはやく異変を察知し、動物病院で治療することをオススメします。
断じて自分だけでなんとかしようなんて思わないようにしてください。
フクロモモンガの健康管理 動物病院
フクロモモンガを取り扱っている動物病院はまだまだ数少ないです。
異常を少しでも察知したら動物病院にすぐさま行けるように常にフクロモモンガを取り扱っている動物病院を把握しておきましょう。
フクロモモンガを迎えた場所で動物病院を聞いたり、ネットで調べたりするとすぐ出てくると思うのでしっかりと調査をしておきましょう!
場所によっては定期的な健康診断をしてくれる病院も存在します!
フクロモモンガの健康管理 まとめ
今回はフクロモモンガを長生きさせるために必要なチェック項目についてお話しました。
少しでも長生きできるように飼い主が責任を持って健康管理をしましょう。
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