フクロモモンガの赤ちゃんの育て方が良くわからない・・・。
こういった方の為に今回の記事ではフクロモモンガの赤ちゃんの育て方、ミルクのあげ方、離乳食になるまでの期間などについてご紹介していきます。
フクロモモンガの赤ちゃんについて
フクロモモンガの赤ちゃんは生まれた直後からお母さんの袋の中で育っていきます。
赤ちゃんは大体生まれた直後で約15g程、1ヶ月で約30gほどになり、70日~74日経つと大体の子は脱嚢(お腹の袋から出てくること)します。
脱嚢してからもほとんどの時間は母乳を飲んでいます。
脱嚢してから約1週間~10日で目が開き、毛が生えてきます。
フクロモモンガの赤ちゃんは自分自身で体温調節ができないため、体温には気を配りましょう。
フクロモモンガの赤ちゃんの適温は約30℃と言われています。大人のフクロモモンガの適温が25℃~28℃なので赤ちゃんの場合は少し高めですね。
湿度は50%を目標します。温度が低い場合は小型のヒーターや温かい毛布などを置いてあげて寒くないようにしましょう。
ミルクについて
まずどのようなミルクを与えるべきかという所からですね。
ミルクはフクロモモンガ専用のミルクが販売されているので、専用のミルクを購入し与えるようにしましょう。
市販で売っている人間用のミルクは乳糖が含まれているので、フクロモモンガには与えないようにしましょう(下痢の原因となってしまいます)。
もし下痢になってしまった場合は、専用のサプリがあるのでそれをミルクに含めて与えるようにしましょう。
ミルクは生後1ヶ月半あたりまでは、3時間に1度ミルクを与えるのが良いとされています。
1回の量は脱嚢からどれぐらい経過しているかによって変わりますが、おおよそ1mlとされています。与え方は市販のスポイトや注射器を使用するとミルクをスムーズに与えることが可能になります。
- 脱嚢間もない:0.5ccを1~2時間ごと
- 2週間~4週間:1ccを3時間ごと
- 4週間~6週間:2ccを4時間ごと
- 6週間~8週間:ミルク4cc+他にも与える
1ヶ月半を経過したあたりから、ミルクと併用して柔らかくしたペレットなどを含めていくとよいでしょう。リンゴなどの果実を小さくすりつぶし与えるのも良いでしょう。歯がまだ生えていないので食べやすい様にしてあげましょう。
大きくなるにつれ、ミルクを無くしていき、硬いペレットなどの大人用のご飯にシフトチェンジしていきましょう。いきなり大人用のペレットなどを食べるのは難しいので徐々に慣らすために、ミルクの粉などをまぶしたり、ペレットに加える水分量を減らしていったりなどの工夫をします。
ちなみに、手に乗せてご飯をあげると、飼い主の匂いを覚えてくれるきっかけになるので、スキンシップを取りたい!という方は餌をあげるさいは手に乗せてみましょう!
ミルクを飲まないこの対応
中にはミルクを飲んでくれない子がいます。
そのような子にはどのような対処をするべきなのかを紹介していきます。
ミルクが濃いor薄い
フクロモモンガの中でもミルクの濃さを気にする子がいます。
今のミルクの濃さよりも濃くしたり、薄くして再度ミルクを与えてみましょう。
根本的にミルクの種類を変えてみる
1つのミルクの味に飽きてしまう可能性も捨てきれません。
フクロモモンガのミルクと言っても何種類かのミルクが販売されているので他の種類のミルクを購入してみるのも1つの手だと思います。
ミルクにプラスアルファで加えてみる
ミルクの中にフクロモモンガの好きな果実などを加えてみるのも手です。
僕が飼っているこの場合では、リンゴがかなり大好物なのもあり、ミルクの中にすりつぶしたリンゴを加えたりしていました。
そうすることにより、嗜好性が上がりミルクを飲んでくれる可能性が高まります。
離乳はいつ?
フクロモモンガの離乳は個体によって様々ですが、一般的に3か月あたりとされています。
ご自身が飼われているフクロモモンガの状態を見ながら、離乳が出来そうだと判断をしてから離乳を行ってください。
まとめ
今回はフクロモモンガの赤ちゃんに対する記事を書きました。
赤ちゃんはとても繊細な生き物なので、飼育をされる場合は絶対に育て上げるといった覚悟が必要です。
赤ちゃんではなく、成体を育てたいという方は別の記事で紹介しているのでそちらを是非ご覧ください。
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